いつか必ず訪れる親との別れの時。心身共に大きなダメージのある瞬間でもあります。
親の死後、実家や個人宅の片付け・遺品整理も大変ですが、最も大変な状況は老人ホーム・介護施設へ親が入居しており、親の死と共に訪れる老人ホームの退去による片付け・遺品整理の問題。
『一体どのようにして老人ホームの退去時の片付け・遺品整理を進めればいいのか分からない』という人は非常に多いのです。そこで、今回は老人ホームの退去時に必要な片付け・遺品整理の方法について解説して行きます。
目次
老人ホームの退去時の片付けの基本
老人ホームの退去時の片付け・遺品整理も実家を片付ける場合と大きくは変わりませんが、細かい部分に重要な違いがあります。まずは親が亡くなってからの相続における片付け・遺品整理の方法の基本からご紹介します。
最優先で相続に関するものを整理する
片付け・遺品整理については期限はありませんが、相続には相続税の申告が死去から10ヶ月後という期限がありますので、1カ月前には相続に関連する遺品を整理しなければなりません。
預貯金や投資、保険・不動産や重要書類は優先的に整理しましょう。
上記を老人ホームに持ち込んでいる場合があります。生前に本人の意思が確認できればですが、財産を把握し、相続人同士との話し合いが必要です。また、親族で四十九日を目安に形見分けを行います。
このように目安や期限があるため、一定のスピード感を持って片付け・遺品整理を行う必要があります。
老人ホームの退去時の片付けを自分でやる場合のポイント
老人ホームの退去時でも実家でも「片付け・遺品整理は自分でやりたい」という方もいるのではないでしょうか。その際に老人ホームの退去時の片付け・遺品整理を自分で行う場合、ポイントは2つあります。
早めに老人ホームから退去する必要がありスピードを優先する
例えば、一戸建てなら片付け・遺品整理に期限はありませんし、賃貸住宅なら最短でも1カ月の猶予がありますが、老人ホームを退去する場合は1日単位となります。
一般的な老人ホームであれば、1週間程度で退去が必要になるのです。このため老人ホームを退去する場合の片付けは、丁寧さよりスピードを優先しなければなりません。
親の容態から『先がもう長くなさそう』と感じてしまった時点から老人ホームの退去を見据えて、できる片付けを進めておくのも方法です。
事前に親や遺族と確認をしておく
亡くなる前に遺産の相続について話し合い、確認をしなければ大変な事態になる可能性があります。実際に争族という言葉もあり、事前に相続について確認していない・決めていなかった事から親族内で争いが起こるケースも珍しくありません。
事前に相続について話し合い、親の意見も確認し決めておけば争いは起きないでしょう。何より、基本的に親は「自分が死んだ後で子どもに迷惑をかけたくない」と思っています。
そのため生きている内に死後の話をするのは不謹慎と思う人もいるかと思いますが、親の事を思うなら事前に相談や確認はしておいてもいいのではないでしょうか。
あなた自身の状況と向き合ってみる
通常、遺品整理に期限はなく強いて言えば相続税の申告を亡くなってから10ヶ月の期限だけです。しかし、老人ホームの退去に伴う片付け・遺品整理では話が変わってきます。
老人ホームによって前後しますが、約1週間で老人ホームから退去する必要があるため、時間に余裕がありません。加えて親御さんが亡くなった直後ですから、心身ともに辛くなるでしょう。
お通夜、葬儀などの法事・普段も仕事や家事で忙しく働いている人であれば、ただでさえ仕事や家事で忙しくお過ごになられているでしょう。
こうした日々に法事が加わり、老人ホームの退去に片付け・遺品整理ともなれば心身ともに余裕がなくなり、その間は仕事や家事が溜まってしまい更に大変になってしまいます。
無理に抱え込まずに必要なら片付け業者に相談してみよう
ここまでお伝えした事を全てをあなた自身で行おうと無理をするのはオススメできません。何故なら頑張る事と無理をする事は別物です。
親を看取ったあと、介護・看病や法事などで追われる心身共の疲労から倒れてしまう方は珍しくありません。きっと親もあなたが疲れ、倒れてしまう事は望んでいないはずです。
こうした事態を避ける為にも、特に老人ホームの退去による片付け・遺品整理は片付けのプロに頼れる部分は頼り、親の死後・老人ホームの退去による片付けにおいて、あなた自身の負担を軽くしてもらう事をオススメします。
自分を追い込まずに片付け・遺品整理が可能なのかを考え、無理なくできる範囲の片付けに留めた方が親もあなたも安心できるでしょう。
片付け業者に頼る場合のポイントは2つ
片付け業者を利用する事が必ずしも正解ではありませんが、老人ホームの退去による片付け・遺品整理における、あなたの負担を最小限に抑え、最短で確実に解決してくれます。
そこで老人ホームの退去・片付け・遺品整理の3つの要素に対して、あなたの状況に応じて意識しておいた方がいい片付け業者へ依頼する際のポイントを2つご紹介します。
・急に老人ホームを退去する事になった際に退去期限までに片付け可能か
・依頼を検討している片付け業者の片付け実績が確認できるか
1週間程度で老人ホームを退去しなければならない事はよくあります。その為、スピード感を持って片付け・遺品整理が必要となります。
例えば、急に親の容態が悪化し亡くなってしまったなど、突然の事態により急遽、老人ホームを退去する事になってしまった場合などであれば、あなたの状況や都合によっては即日対応が可能かはポイントになります。
また、1週間という期限の中で様々な手続きや対応に追われ、あなたが片付けに使える時間が少ない場合は、期限内に依頼したいタイミングに片付けを依頼できるかも確認しておきましょう。
また、老人ホームでの片付け・遺品整理は、他の入居者に配慮しながらの作業が必要ですので、片付け実績が確認できる片付け業者を利用する事でより安心して老人ホームの退去による片付けを依頼できるでしょう。
以上のポイントを抑えてあなたの都合や状況に応じて片付け業者に頼る事で親が亡くなられてしまい老人ホームの退去による片付けにおけるあなたの悩みを解消する事が可能です。
とはいえ、片付け業者を使う事が必ずしも正解ではありません。親が亡くなった状況では自分でも片付け・遺品整理をしてあげたいと思う事もあるかと思います。老人ホームの退去による片付け・遺品整理を行う際は何よりも状況を見てあなたが無理をしない事が大切です。
老人ホームを退去する時に親の死後に必要な片付け・遺品整理の方法はリ・バスター
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